memo life

私の部屋という名の図書館で偏った読書をする。
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大野更紗 『困ってるひと』
評価:
大野 更紗
コメント:文学なエンタメ。

 ノンフィクションで泣いた!
私小説というかこれは限りなく文学に近いと思うのです。

難病で大変そうだけど、絶望はしてない。
でも楽観もしてなくていい距離感で自分を傍観して
自分にとって一番いい生き方を模索して実行している。
同情はまったくないと言ったら嘘になるかもしれないけど
かっこいいと思うし、応援したくなった。

若くして病気をして高額な医療費で苦しんでいる人がいる現実、
医師から見放されたときの悲しさと空しさ、
友人に頼りすぎて依存しすぎて離れてしってしまったときの
後悔と寂しさ、クマ先生の心無い一言には私も腹が立ち、
「その人」の優しさと愛しさで脳内で恋するほどになった(笑)
ノンフィクションでも感情移入できる文章力と私の脳ってすごいかも!

医師と患者では病気に対する考え方とかやっぱり違うんだなぁと
改めて感じさせられた。
患者のためにと実家に帰ることをすすめていたけれど
果たしてこれが大野さんのためになるかと考えたら
それは違うと思った。
緩やかに確実に死に向かうだけになってしまう。
医師は患者のそれまでの生活スタイルとかどうすれば患者のためになるとか
楽しく暮らせるとか考えられないものなのかなぁと思ったら 少し悲しくなった。

最近知ったんだけど「持病があっても医療保険に入れます!」
ってやつ、入れないこともたくさんある。
入れても持病は保障されないとか普通だし。
何で病気で苦しんでいる人が、お金で苦労しなければいけないんだろう!

泣いたところはクマ先生の一言で大野さんが涙して
あの人が背中をなでていたシーンです。
なんかちょっと小説みたいで素敵な場面でした。
あんな恋がしたい!
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